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青い空

浮腫・むくみとは

 浮腫とは、体の一部(手、足、首、顔面)が腫れぼったく膨らんでいる状態を指します。この症状は、腫れ物が生じたり、血液や体液がたまったりすることが原因で発生することがあります。浮腫が引き起こす原因は多岐にわたり、疾患や外傷などによっても引き起こされることがあります。

 

 症状が重くなると見た目にも悪いのですが、身体が重く思うように動かしにくくなります。

 正常であれば、水分は身体の働きにより循環しています。

 

 浮腫・むくみの状態の場合、体内でたまった水は重力で下へ落ち上がりにくく、足、腕にたまってしまったものを体幹に戻し、体外に排出されるように促すことが必要になります。

 

 下肢の場合、子宮全摘手術後に発症することがある。特に膝から下の下腿(かたい)と呼ばれる部分から足先に見られることが多い。状態が重くなると股関節から下肢全体が象のようになり、健側(健康な足側)の2倍から3倍の太さになることがあります。

上肢においては、個人差がありますが、乳癌全摘後にリンパ節を取り除いた場合に浮腫が発症しやすい。

 

 下肢、上肢、顔面部、頚部におけるどの部位であっても状態が少しでも重くならないうちに現状を支持する施術及びセルフケアが必要になります。

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浮腫・むくみの施術

松葉治療室では、できる限り、軽い施術を行います。症状の軽減をお手伝いしています。

 

厳重に注意していることは、軽く、軽くの施術です。なぜならば、皮膚を強く刺激すると蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症させてしまう可能性があります。単に皮膚への強い刺激、指圧などの強い圧、機械的な圧迫刺激、虫刺され、ペットの爪による擦過傷、腕であれば重たいものを持つ、などが発症につながることになります。

施術のイメージは、水抜きです。そっと水を落とす感じです。水の流れをせき止めている場所は関節です。

関節周りをやわらげ、関節という骨と骨の間の隙間を確保し、せき止めていた場所が水を流すように施術していきます。

浮腫、むくみのつらさとは、腕や足が重たい(水の重さによる)、体内の圧迫感による苦しさのようです。

​施術によるつらさの解放は一時的なものでしかないが、らくな感じは何物にも代えがたい感じと聞いています。

​次に、日頃の生活管理の話です。浮腫・むくみのある方は生活の中で注意しなくてはいけないことがあります。食と衛生です。甘いものは炎症を加速させます。よりひどくなることがありますので注意を要します。衛生面では病状により、皮膚が薄くなっていたり、ちょっとしたことが傷になったりします。不衛生にしていると傷口から雑菌が入ります。クスリやサプリメントの過剰な服用による薬害からも免疫力(自己快復力)低下を起こしたりもする話は時おり耳に入ってきます。薬害により、腎臓や肝臓の機能を低下させることがあることも知っておく必要があります。

ご自身の身体について、病院などの他人任せばかりではなく、ご自身の一生を自分で支える覚悟と強い意志が必要なのではないかということを、過去にご縁のありました方々との経緯を思い浮かべて、思うところです。

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